かわいいを連呼する男の人が運転する車を出て、階段を数段上って入る建物から、黒のやわらかいもじゃもじゃで受け止めた別の男の人は私を肩に担いで走り出した。胴体をその着ぐるみで纏っているのに髪の毛だけふわふわと揺れていて違和感。感触だけどこまで…
窓下の壁に背を当てて、階下からする親戚のおじさんの危篤の知らせを聞いている。まだ自分の死について現実的じゃなく考える癖、恐怖、強風がやってくる前に部屋を片付けないと、糸くずをまっすぐに張れ、破裂する前に萎み始める、メルヘン?
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