2009-01-01から1年間の記事一覧

わたしの死骸をどこへやった

(信じられるようになるのではなく、信じなくなるのが不健康なんだろ) 透明色のぼたぼたをからだじゅうから零し続けて蒸発してまた失くした。浄化されたことになるにはどれくらい、凍り付く非と理を人言で貼り付けられてそれでおしまい。床の上は頭が固い、…

違うのは年月分崩壊しているということだけ。靴下の履き口の締め付けが煩わしくなってきてさよならした。愚かなのはわたしだけ。 こういうの、なんて言うのだっけ。いや、わたしが無造作にぐしゃぐしゃに頑なに握っているものなんかに名前をつけてどうするの…

朝、ラピュタみたいなトーストにして、食べてる途中で半熟にもなってなかった卵をお皿に落っことした。黄色く悲惨した。昼、雨でますます薄暗くなった自室の電灯を引っ越してから初めて替えてもらったら部屋が真っ白になった。夜、何に委ねようかな。

バス停でやり過ごしをして座ってた、目を開いて覚醒していく間に気付いて瞬間にのどがつまった。もっとぶつけて頭を打たないと、責めて絵をかいて今の自分を見よう向き合おう嘔吐。と思ってたらお腹の変なところがゲームのステータスダウンみたいな音で鳴っ…

縁を切るはさみを手に取ったまま。床でぼっとしてる間に、部屋に持ってきた牛乳を少し入れた紅茶は冷え切って、暖め直しに電子レンジの前に立ってる。お腹の辺りでオレンジ色を浴びている。

けぶっている逆光の田んぼの中を小学生が帰路してる。(しまった、今日はカメラを持って来なかった)自転車で草かきわけて走った。

水底に沈んでいる手紙の封を開いて

夢日記:君が吐いたわたしのなしのつぶて

わかってくれるから、とは言わなかった。膨らむから、と言ったようだ。どちらにしろきもちわるい。先のなにかの先はつくれない仕様がある。 結局きみの布団の中に逃げ込んで眠ってしまうとなにかは決まってしまった。起きて外に出て、頭を洗いながら上下下着…

雨が降ってきたので慌ててカメラを服の中に隠して走って帰った。

夢日記:椅子がない

黒い服を着てお客さんの食事中の相手をする仕事をしてる。いろがみの付箋のクイズを出された。答えはわかるけどわからないふりをしてる。(途切れる)黒い鎧を着た君は黒髪をなびかせ戦いながら更に黒く染まっていく。武器を突き付けられているところで私は…

夢日記:反復睡眠惰法

机の引き出しの中のよく冷えたポッキーの束をむさぼり食う。これで最近食べたものでいちばんおいしかったものがわかった。もうここには戻ってこないから、他に大事なものを取り出して空にならなかった引き出しを閉じる。 信号無視した駅員さんの車でトンネル…

連休中は靴箱ひとつぶん入りの没写真とにらめっこしてる。脂が乗ったさんまと紅茶牛乳プリンがおいしかった数日前。引っ越してから毎年、車窓越しに見える蓮を撮りに行き忘れ、来年も咲いてくれると思ってる。

ソファーの背に体を向けて横になっていると、テレビからクラシックカメラの特集が流れてきて振り向く、朝5時くらい。その前にあった能面のお話が興味深かった。しばらく誰も来ないところに落ち着いて部屋に帰る。

話すことを追い払っていながらに手紙を作って、誰も近付けないようにしながら開け放して、ここしばらくいたドアから弟が入ってきて、棚を物色してからベッドに腰掛け、こっちのが床から高い低いとか、携帯の通信速度が速い遅いとか、あー、すごいな。

今度は白い封筒を買おう、を延長してったところで鳥の羽ばたきが降りてった窓際。かすれたカッター台と切り紙屑とつくつくぼうし。

まばたきのあいだに、あのすきまがみえた。群青と焦げ茶の混ざりに星がたくさん浮いていた。背中に薬を塗ってもらう夢をみた。

打ち明けた、加熱してく頭内を体の違うところから感じるみたいにして、言い終えたあとが流れた。今までできなかったことが、あった。

みんなでおでかけ(夏)、たくさん話してたくさん買い物もしてしまって胸一杯で食べられない日でした。

無花果の甘さと、たまに食べたくなる牛乳プリンと、浴衣姿のコンビニ店員さんと、あとなんだっけ。

(あー見えないです聞こえますか)