夢日記：処方箋を手に

こないだインフルエンザで点滴を受けた時の全身黒の服装で、収穫が終わった田んぼと田んぼの間の道を抜けて、探し出したひらがな五文字の駄菓子屋で、ぶどう味とオレンジ味の飴と、グミを積み重ねたタワーを崩さないように選び取る。

夢日記：夜眠れないのが遠足、家に帰ってくるまでが冒険

うんざりして朦朧と家の外に出てった。野外照明で見える、人の背丈ほど緑育つ田んぼには、大きな白い鳥が静かにいた。部屋着にポシェットをななめがけた私には草の檻にいるように見えて通り過ぎる。今日も行くあてがない。

全身の毛穴一つ一つから伸びたものをブチブチ剥がして自由になる。空の透明度が増すとき素直になる。

日差しがこそばゆい。ニトリのふわふわの冬用の敷きパッドに光が当たってきらきらしている。さっき猫が背中に擦り寄っていった夢の正体。