2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

もう一度自分に、強さが欲しいかと問いかけた、そうは思わなかった。 夢の中で裸足で外を歩いているのがすごく気持ちいい。土の上、砂利の上、コンクリートの上。 ゆっくりゆっくり朽ちていきたい。

病院の待合室で、男の子が遊んでいたおもちゃのケーキがプラスチックの音をたてて足元へ転がってきて、あわわと拾って、近付いてこられたお母さんの腕だけを視界に入れながら手渡した。(「すみません」「いえいえ」)淡いグリーンのソファーももう寒々しく…

部屋に入ってきたとかげを掃除機で追いかけばらばらに吸い込む場面、パソコンに外国語の広告ウィンドウが出続ける場面、途切れては破裂する夢を脱ぎ捨てて起き上がる。

あちらにもこちらにも腕の中にも猫がいる夢、みずいろの毛の子をみつけて抱き上げ、いつも一緒に眠った。

すばらしいものをみて、それを何度も繰り返しているうちに、このままだとほんとうになにもかかなくてよくなってしまうぞ、というようなものがきてしまって、幸福に降伏に、無責任に死にたい。 明日からも生きていこうと思う習慣がない。もう生きていかれなく…

書いたり殴ったりしている私の詩など、そこらじゅうに貼りつけておけばいいんだ。ただの紙になって、部屋中を埋めつくして、足の踏み場もなくなって、私への呪詛になる。本望だ。

今日見たこと、カフェの隣のテーブルでひとりでチョコレートケーキを食べている女のひと、素敵な革靴、夕陽が当たって少し赤いビル、車の中から見える光って平行に伸びていく飛行機雲、沈む大きな太陽。古着のしゃりっとした青いスカートの生地を揺らして、…