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夜のあいだに、自分以外の人間への感知の休止をする。喧騒より煩い一つ一つの響きになって、嫌悪が膨れあがった癇癪を、他人が静寂であることを蓄えるような、おかしな、おかしな、
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10月3日 はやく長袖のカットソーで腕を覆いたい。 10月4日 頭を冷やすのに一時間掛かった。 自分のみているものを信じること以外になにもない。 10月7日 ここにこころあらず 10月31日 スーパーのお惣菜コーナーの、栗の形をした栗の実入りの焼き栗コロッケが最高に美味しかった、あっという間の秋。
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だれかと同じところへ行きたいか ばらばらになって会いたいか
廃棄軌道
小さいことばが すり減って 残りかすを どこに捨てただろう いつに向かって 叫んだ大きさで 私がまた見かけたとき それは どんなかたちを しているか