2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

夢日記:地獄のような耳の力

「なんでもきこえるのよね」 と、言われる。母だったかな。誰か女の人。その人にだけピントが合う。頷いて、ああ、知ってるのか、と思う。少し過剰な意識の成れの果てだと納得していたつもりでいた。大したことじゃない。 - はっきりとわかる、操作できない…

恋しい、望んでる。体を突き抜けるような、光のような、どす黒いような、圧倒的な、誰かのつくったそれに殺されたい。(透る もうずっと 哀しいくらいに 留まっていて)

すべてがそういう風にあっていいんだと思ったときの、流れの中で自分だけ止まったような感じ、とか、いつまでもこの気持ちでいようと思ったときの、完璧のような無力さ、とか。人間が感情をすり減らして死んでゆくということがあるのなら、なんて素敵なこと…

君は気付く

僕はそいつの闇になってやろうと思うんだ。鋭さを剥き出しに、佇んでやる。あるときは目の前に、あるときは背に、この体を向けて。そいつが脅えようとも、微笑もうとも。僕にはそれ以外なにもできなくとも。

0時の思考、まだ浅い。あっさりと終わらせないかと昔の像が誘うよ。(これから意識を飛ばすんだ。邪魔をするな。)感情に刺されながら縋り付くその手に、取ったとしても、それはまだ変わらない。

果てのふたり

わたしが土深く眠っている間にあなたは世界を終わらせた。少しだけ嘘をついて寄りかかる。地平を見ながら背中合わせに手を繋いで、これからを想う代わりにまた眠りにつく。「起きて」目が覚めたのはいつかの夕刻。生ぬるい空の色にわたしはいとおしい彼の名…

クレーン車のアームは生きもののように動くね。都会で見るよりおかしい。向こうの家の屋根から出てきたキリンだ。掬い上げる泥。

夢日記:呼吸を整える

荒れ果てた町で男等にマシンガンでこめかみを打ち抜かれた。死ぬんだろう。目を開けていられない。痛い、頭が、ぐわんぐわん鳴る。あれ?死なない? 助けなければ。守らなければ。右手に握っていた銃を見つめたけれど、こいつは本当に人を殺せるのか?一発鳴…