2017-01-01から1年間の記事一覧

数日ぶりに平常心を取り戻したようなでもまだ今回の脱皮の途中で震えてるみたいな背筋、つよい風がこわい。 中秋の名月が、ちょうどそこに出来ていた飛行機雲の影を作りながら、その向こうを通過するようにのぼっていって、少しだけ光を増した。

地図に爆撃が落ちる夢、身近な人達のスプラッタな夢、肉と骨を切る感触、目だけ覚めて胃痛、とても時間が過ぎた。煙も血も色を持って、ゆっくりとそのように動いていた。

夏の終わりの帰路のこと

快速列車で二時間半の帰りの夕方の車窓が素晴らしかった。川沿いをランニングするひと、水面に反射する光の揺れ。涼しくなって、畑で草刈り機を動かしているひと。私の隣の座席には、一声かけて座られたサラリーマンのおじさんが、体を通路側に少し斜めに向…

朝、ごみ出しに玄関の扉を開けた瞬間、セミの鳴き声の轟音がした。庭に父が植えた覚えのない白いサルスベリが、どこからか飛んできて立派に育っている。 夜、田んぼのかえるの大合唱、電気を消した部屋へカーテン越しに雷の光が入ってくる。

古い建物の薄暗い廊下を突き当たったその横側に次の行路が出現する移動原則に従って目的地の無い前提を辿っていくように進む

頭の中でぶつかりあっているものがひとつひとつ分裂して、しばらく別々に休憩して、もとに戻ってくる、みたいにしたい。

また夢の中で会ってしまった。そしてもう忘れてしまったと30分後。しかしそれは、ただ私に優しいだけのなにかです。

解除とは

夢日記:

はぐれ者たちが集まった酒場、突如襲撃を受け破壊される建物の音、敵、共闘。 戦いに勝ったのかわからないがやがて塔が空へ登ってゆく。同じ悪意をした生き物の船を道連れて上昇してゆく。一つの終わりがみられる。 私たちは無事だった大きな船に乗り、悪意…

朝5時半、エアコンの音の向こうに列車の走り過ぎる音がした。外気温が−2℃とあったから暖房をつけていて、座椅子で腰の冷えを守って、自分の心を落ち着かせるすべを探しながら、考えているのはすべて自分の気持ちを守る言い訳である気がする。(走り書きよ…

夢日記:放し飽いて

私たちは図書館でまた会う。私は捨てる前に潰した、空の入れ物を掴んだままで(片手で大きい本を取ってページを捲るのかしら)、断る理由が無い。いつ誰としたかわからない、約束を捨てる場所が無かった。館内の明るさで君は灰色の影に成りすましている。君…

のうのうとしている自分を頭の上から地面に叩きつける体が動かなくなるまで、体を動かなくして考え始める、続け方、自分への見限りを祝福として。

夢日記:ただの関係性、それによる疲弊

家族でさして重要ではない目的地へ向かってあちらが正しいのに皆違う方へ歩いていき、自分は気付いているのに声に出せず、コンクリートの表面も色薄まる明るく暑い晴れた日向を歩いているから、目が覚めた布団の中は温まっていた。こちらにしか辿り着けない…

余計な思考はどんどん増えていくのだと、枝分かれして広がって頭蓋を出て髪に染み出しているのでは、句点が打てない、(認識して、切断して、処理して、)