2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
なんにもいらない、って、そんなこと、ないのね。まばたきしたらたまにぴかっとひかる。視界の端でぴかっとひかる。気付く気付かない、終わる終わらない。
着ていた服は捩れた。でもどこにあるかわからない。苦しむ猶予を与えられた。柔らかいものなら纏う。でも望んでない。願わくば人間を捨てたかった。なんにも大切じゃなかったの日。影を引いて続く。
眼鏡生活はじめました。 ・・・言ってみたかっただけです。新しい青ふちの買った。そんなに視力悪くなってなかった。友人とふたりで青山ブックセンターはいいねとか、チョコパフェとか抹茶フロートとか豪華なお茶でした。その後めがね屋さんで二度も柱にぶつ…
父さんが焼肉を食べに行こうと言ったのでやきにく!最近外食が多いのは3月末で父さんが居るからのよう。またも弟は欠席。
赤いばけものみたいな生き物と部屋で戦った。二重音声みたいに話すそいつに攻撃を放った。倒した。ただ悲しかった。
いい加減、山登りばかりなので拒否。部屋で寝ています。皆で行って来て頂戴。 夢の中でも嘘がつけて、仮病が使えて、夢の中だから痛くないかと思ったりして。水浸しのトイレがありすぎて、ここはどこかの実験室のようだよ。宿泊施設に見せかけた。ぼくらは実…
夕方に洗濯物を取り込んだその足で外に出て行った。自転車をゆるゆるとこぐおじさん、きゃきゃっと走って壁際に座る女の子、向こうの中学校のグラウンドから聞こえてくる野球の練習の声、シャベルカーの動きをじっと眺め、真上の空を飛行機が横断してく。今…
ある日、私はねずみだった。目の前に神々しいなにかがいて、「ひとつ欲しいものをあげよう」と私に言った。私が「希望をください」と言うと、「目の前にあるじゃないか」と床を差した。そこにはひとかけらのチーズがあった。私が両手で抱えてそれを食べてい…
大丈夫だって唱えればうまくいくかな。どうしたって遡るほど鮮烈で。やろうとすればすべてをやんわり受けられる、なんて、俄かに信じ難いってやつだ。窓のふちに座って朝焼けを待つよ。今日のために。 - WBC、勝った!楽しかった!勝ったので今日は家族でハ…
愚痴がたくさん転がってるよ。誰のかすぐにわかる。顔色をしている。それぞれ跳んだり跳ねたりしてる。でもどうしたってごみのが美しいよ。 食む、ハム、公、おおやけ。遊んでる。 - やっとわんわんワールドに突入した。鳥取砂丘に行ってみた。周りに誰もい…
気の持ちよう、もうそれでいいんじゃない。静かな午後だった。時計と冷蔵庫の音がはっきりと聞こえてきた。外のどこかで犬が吠えた。それからやっと両親の寝息が聞こえてきた。わたしは椅子の上から動けなかった。なにもできなくなればよかった。 そうさ、見…
街行く人が暗黙の了解でいるように見えてああどうしよう。でも言わないと伝わらないのか。実は言葉不要。なんにもなしきぼう。でもここに射る死ね(いるしね)。 - 洗濯ばさみが噛み付くのを見てた。
張り巡らされた階段で繋がった建物の中を彷徨ってた。階段ばかりのぼったりおりたり。今まで出会ったいろんな人が体育館みたいな集会場に集まって行った。ジャージをすごく素敵に着こなす子とすれ違って、私は間違って地下の警備室に迷い込む。(だって人が…
なにか信じるものがあればもっといいのかしら。信じられるのは自然くらいかな。自分については可能性を。人間については暖かさを。鋭さもわかりやすくていい。 あれ、なんにもわかってないはずなんだけど。
2日に一度の睡眠をとる人間が言葉を失った。僕らが靴を履くのはなぜだろうと思い、裸足で出掛けることにした。夜明けを窓から感じ取ってから布団に潜り込む。ひたひたと音を立てて椅子の上に座り込む。ここから見る、ここから感じる、ここから、窓のふちに…
詰め込まれたような適当さ、凝縮されたような空間、物質という名の、
「雲は光のようだと思わないか」 「じゃあ光は眼」 「世界はいちいち美しいね」 「そういう気持ちだね」
ポーションをグラスインすると駄菓子屋にありそうな色が。栄養ドリンクのような味がした。チョコボの不思議なダンジョンでは緑色じゃなかったっけ。目の前を蹴ってそこが危なくないか調べられるゲーム。使い捨ての本の魔法。青い薬は呪いも解ける。
僕らが泊まった建物は通った中学の校舎だった。ご飯をがっつり食う。それから弟と自転車に乗って町を巡ろうとしたら、黒人の店主に呼び止められる。 「198円で相談に乗るよ」 相談はしたくなかったので、とりあえず雑談だけしてグリーンアップル味のガムを買…
病院に自分のカルテを持って行ったら、受付で「不安定でしょう」と言われ、ポップな色の薬を3種類もらった。白い薬は粉っぽくて苦い味、赤い薬は甘酸っぱい味がした。や、お菓子だよね、これ。
声が出ないんだ。でもだいじょうぶ。見えるし聴こえるし。網戸でロジックパズルができるよ。そういやこの液体はいつ見えなくなるんだろう。垂直に張ってまるでみんなして笑ってるみたいだ。物干し竿から落ちたやつになりたい。
好きなひとの睫毛をずっと見ていられるかな。 その下でなにを見ているのかな。その裏側でなにを考えているのかな。 なんにも知りたくないの。知ってしまえば終わりみたいな気持ちになるの。 ああずっと見ているだけでいいのなら。
架空につくられた人の映像と手を繋ぐ。その人はとても優しいので、わたしはずっと彼を探す。教室で隣の席に座るその人が来るのを、自分の席から、その席にその人の映像を浮かべて待っていた。その瞬間の気持ちを残して目を覚ます。どうぞお手を、悲しみにお…
なにもわるくない だれもわるくない どこかへいきたい