2010-01-01から1年間の記事一覧

きれいはつくづくてづくりでした、つづく。

布団の中で私は妙に焦げ臭い。洗濯物を干してたときについてきたのかな。 (今夜夕食のあとお話できますか。そろそろ眠ろうと思えますか。) 上乗せだけではいられないから何度も壊したい、つぎはぎの時間の帯です。

ごみ箱に入れてもまた取り戻せるような、目につく捨て方をする限り、 波打ち際形の雲が押し寄せてる。行方不明だった靴下が父の服のポケットから見つかった。

ハンカチをどこかで落としてなくした。おばあちゃんが「けがの代わりになくなってくれたくさ」と言ってくれた。ごめん、あわてないようにする。 首の皮一枚なら君にあげてもいい。都合よく仕立てた立場が崩れるいつかを確信している。

新星の感覚を手に君は宵闇から舞い戻る

おかしな時間が身の回りに膨らむ。辺りは白いけど、電灯に照らされているだけです。ここは細かく粒子が形作る空隙になりました。それを行動していても受け流したり、触って弾力を確かめ過ぎたりします。ただ風が振り向かせてくれる。眠れない時間が燃えて灰…

掌握性の小惑星は散らばらない性悪癖

自信の持ち方がわからない。反抗の保ち方は替わらなく幼稚。一時的に誰も知らない状態になっているのか、自分で望んで狭くしているのか、把握できないのが今のこわいことになっている。自分の力でどこかへ行くことをしないと背負うわ曲者、只今苦節ですか、…

夢日記:勉強机の椅子のランドセルを置くところ、なにもない

妹ができた。私の手のひらより小さくて、落っことしてしまって、でも体が石みたいに硬くて、携帯の画面に映る手がひらひらする映像を見て笑っていた。父がつけた名前を忘れてしまった。

猫と廃屋で暮らす夢をみて起きてしばらく残像消化。お皿を洗ってたらごろごろ鳴り出して、慌ててパソコンの電源を切った弟と、分厚い雲の上で何度もひかるのを眺める。

意識の箍をひとつ外しても自我の根は変わらない、のかもしれない、と少し安心する、撫で下ろしの今、ひかる細長いほこりが上から落ちてきた。

歯医者へ行って帰ってきた。小ぶりのひまわりみたいな茎葉が日向で淡いみどりになっていた。アゲハ蝶がオレンジ色のコスモスにいた。色とりどりのグミを食べてすぎてちょっと気持ち悪くなった。

暗がりの部屋で手探りでコップをかかえてひとくち飲んだ。カーテンを捲って外を覗いたら星が光っているのがぼんやり見える。開いた携帯の画面がしばらくその代わりをしてた。コオロギの鳴き声がきこえる。そういえばこの間コンビニの駐車場にキリギリスもい…

夢日記:捉えられなかったやり残しの部分

数人で庭の草むらを裸足で踏んだ。敷地の一番奥の隅から始まって、家と平行して雑巾掛けをしていくような軌跡で、緑の部分を少しずつ踏み倒していった。庭のほとんどをそうしたところでやめた。いつの間にか高低差ができた家と庭の境を乗り越えて、他の誰か…

タイマーをセットしたエアコンの緑のランプが、流れ星のように、いつかにテレビで見た爆弾投下のように何度も落ちていくのが合図。カーテンがオーロラになびいて今日も連れていかれる。

目を瞑ると、夜の田舎道を自動車のライトが移動していて、だんだん向きを変えてこちらへ向かってくるのを、無音で二度繰り返した。目を開いて、黒い手が白壁に引き摺ったのは文字の跡、言葉の残響がひきつる私の口元を蜃気楼で誰かに誤魔化した。少しずつ形…

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