血が足りない感じが久しくて、気持ちよく階段をおおまわりして登った。洗面台の石鹸が溶けかけのバニラアイスみたいになっていた。両腕の赤い斑点が私の身体を一番よく知っていて、少し鈍った嗅覚が夢の中で鋭く働いていたりする。
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