2010-01-01から1年間の記事一覧

中学生の時からお世話になった錆だらけの相棒とお別れ、新しい自転車で快適お試し走行、ランニング中の父を追い越して帰宅。

動植物園日和になったので決行。待ち合わせ場所で座っていたら、後から来たかなさんが走ってきて私の隣に座ったのできゅんきゅんしました。ヤマアラシを見逃して、おそろしくおいしいお昼ごはんを食べて、お店を見て回っておわかれ。足が棒になる。

身近なひとが負傷したり、事故を起こしたり。頭の中の代わりに自転車のタイヤがパンクした。ガラスのボトルも落ちて割れた。

母に「リフレッシュしてきなさい」と言われ、父に「金魚掬ってきて」と頼まれて、弟とお祭りへ。お店のおじさんのご指導と丈夫なポイで弟が4匹掬った。隣でミニチュアダックスの子が金魚を見てたらその前からさーっと逃げてた。「金魚すくいってやる機会ない…

何かを何かで繋ぐ旅に出よう。拒絶が待っている。

通りから抜け道へ入ったら、深い青の空に細い月の揺り籠が出迎えて、漕いでいたペダルの感覚はなくなった。冷たくて粒の星はきらきらしている。向こうからやってくる自転車のライトに似ている。ガソリンスタンドの照明が麦畑を現してる。

水路を歩くしらさぎと散って浮く桜のはなびらを見ながら自転車で帰ってきて、母とスーパーへ行ったらラーメンとちゃんぽんの試食をもらって食べておなかいっぱいめいてまた帰ってきた日。

わたしの足は就いていますか

綻びは喜んで侵食した。喜びは綻んで歪曲した。 浴槽の底面で初めて目が遭う。ふと一瞬だけ母親の胎内まで思考ごと戻っていて、もう二度とそうならないために、方法をいつも考えていたのだと仕組みを理解した。ことばの溜まったみずうみをみていた。波止場は…

ガーゼのつぎはぎのワンピースが届いてコーディネートを春夏秋冬ぐるり一周してこれから生き延びる。

振り返っても誰もいないと思っている。焼き付けて来ていないから。知らないことと同じになる。進めないことと比例する。変わることをあきらめる。硝子張りの部屋でも外は見えないからからっぽを確かめているだけである。言い聞かせる。

明るい曇り空から風の中を降りて窓に当たったつぶつぶが滑り落ちながら液化するのを見ていた。 すみやかに死の意志を固めたかった。一刻も早く生を絶ちたかった。その感情の瞬間が終わる前に、すきな食べ物を食事の最後にとっておくみたいに、継続を信じられ…

飴の棚に商品を戻そうと手を伸ばしてる男の子に手を貸したら「ありがとうございます」と言って通路を走り去った。何を買おうかしていたら、隣に来てコーラの種類を調べていて、「どこからきたと?」ん?き、近所から?「きんじょ きんじょ…」つぶやいて、私…

車の中は暑くて、ケーキの箱を太陽の熱から隠した。夕方には東の空に夏っぽい雲が現れて、夕飯のお買い物をして帰ってくると山の向こうへと行ってしまった。

すこし遠くに終電が走る音が聞こえてきて、眠れそうなのに眠りたくなくなった。さっきから加湿器の湿度のランプが赤になったり緑になったりしている居間、テーブルの上で不自然に固まったかたいっぽうのてのひらには、なにか見えないものを握っている感覚が…

LOOK が足りない