すべてがそういう風にあっていいんだと思ったときの、流れの中で自分だけ止まったような感じ、とか、いつまでもこの気持ちでいようと思ったときの、完璧のような無力さ、とか。人間が感情をすり減らして死んでゆくということがあるのなら、なんて素敵なことだろうと思ってしまう。丸一日眠ってからからに渇いた喉を潤すことも、もう二度と狂気が消えることがないとしても。
「あ、意味がない」でおしまいにする。