夢日記:ひみつにして、いいかな

「遅いよ。もう行っちゃうよ。」
海沿いの線路を歩いてた。海を見ながら歩いてた。ジュゴンみたいな白い生き物が海から顔を出して、顔をしかめた。(どうしたの?)それから海に潜っていった。
「危ないよ。」
前を見ると、電車が走ってきている。避けりゃいいんだろ。わかってる。なんなら跳ね飛ばされたって轢き潰されたっていい。そう思ってる間に電車は真横を通り過ぎる。全然こわくない。どうやったかはわからない。線路の先の向こうにはひかりみたいな、白。
「合わせるなんてご免だ。どうでもいい誰かのために戻ってくるなんて。行ってるから。待ってなんてあげない。追い越してみせて。」