なにか食べるか、他になにもなくて眠るかで、回避能力は具わっていない。椅子にもちゃんと座れない。暗闇はあなたの手だ、と思うと暖かかった。あのタイミングで塞いでくれる。その幻が大き過ぎて、今日は誰とも通わない。首に刃物で証をと言われれば宛がった数日前の夢。白い布には染みが炙り出され広がってく。本日を眠らなければ、あす晴れた日に消えてく。光線景は、走り始めればどこまでも続いていくだろう。