夢日記:空は生まれる、海は死ぬ

旅行の終わりの時間まで、珍しい乗り物に乗って向こう側へ行って帰ってくることになった。それは水中を走る列車だそうだ。窓に背を向けて向かい合う席につき、出発した列車が水の中に入った瞬間、視界は透明にぼやけ、息は辛くなり、吐いた気体は泡になって天井へ向かった。重力を更に受けながら浮かぶ車両は、私たちを置いていくような重さを持って走った。