「それは不適切です。」と言う誰か。

何度目かの目が覚めてこの度はと起き上がり、ベッドの上で着る服を考えてから、ベッドを降りて部屋を出て廊下を歩き、洗面所で手の汗を洗い落として戻り、取り出した服の袖と裾を通し、再び部屋を出て下の階へおりた。途中室温計が27℃から28℃に変わったのが目に入った。
動作が一つ一つ浮き上がってくるので、不安だった。母とおしゃべりを交わして食べるものを選ぶのも、習慣的な行動として起こされているのに、決定できず、その間に母は化粧を済ませ洗濯物を干しに移動し、私は少し開けられた窓を見て、今雨が降ってきたら雨が入ってきてしまうと思う。
ようやく、とっておいた袋ラーメンを選び、作り方を確認して、おなかが空いているからこうなるんだろうと、作業を進めていったけれど、食べ疲れて、炭酸が欲しくなり勢いよく飲み干し、そして消化剤を飲んだ。
こういう日がたまにあってかなしい。