夢の中で、自分の大事な気持ちを話して、それで満足して実際には伝えないこと、実際に伝えられないから、夢の中で言えているのかと、捉えている思考が虚ろに滲んでいく。
しゃべりながら、しゃべるのをやめたい、しゃべるのをやめたいと思っている。こういうふうに文体で話せたらいいとも思う。
やりたいことも、やらなくてはいけないことも、ただもやがかかっているだけなら晴らしたい。他の何にもピントが合わなくて、怖くて近付けないなら、目を閉じて動かなくてもいい、やり過ごせ、と言い聞かせる。