鍵を忘れた扉が、明け方に白んでもなかなか掛けられずにいた。暗がりでふつと点いた火種が、可燃材に落ちる前にひしと消化を行ったはずなのに、燃え上がるのを恐れて起き下がる。それからどうしてこれを見るかで布団ごと平らげた。
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