2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

夢日記:眠気の反復の中より

枯れ野原を走り回る。背の高い草を避けて、ワンピースをなびかせて、歌うひとの周りを回る。近づいたり遠ざかったり。身軽に。 寺の本堂では一列に並んで礼拝の動作をしていた。最後に皆集まって歌をうたう集団(黒い背景に浮かびあがっている)に加わる。終…

夢日記:顔の記号(確認不可)

白っぽい帽子を被って夜の街を歩く。人の顔が見えない暗い、やっと歩けるくらい、店のネオンだけの街。黒く塗り潰されたように顔がわからない男の人に声を掛けられて帽子を深く被り直す。そこを抜けると時間が逆行したように明るさが戻り、コンクリートの歩…

電源を落としてくれるひとはみつからない

私は体を小さくした。目一杯膝を折って体育座り、更には爪先も内側へ内側へと向かせようとしたがそれは仕舞えなかった。膝の内側に頬を潰れるほど押し付けて、痛むくらい縮こまる。なるだけ、小さく。表面積を減らすように。 電源を落としてくれるひとはみつ…

通りすがりに見た、黄色い小さな花がたくさんついた木は蝋梅かな。どこかのおうちの玄関の前に、小さな小さな黄色いおもちゃのジョウロがぽつんとおいてあった。畑には緑が出てきていた。昨夜の強い風に折れてしまいそうな、細い細い菜の花が、透き通る空気…

コップを床に叩きつける夢をみて、今の自分が苛々しているのではないかと疑った。そんなつもりがなかった。 以前には書き上げられなかった文章の続きを足していく。再生を求めて辿っていくように。

青い水彩の絵の上を消しゴムでこすっていたら青い消しかすが出来てきれいだった。 目をつむった暗闇の中に黒猫の青い目が光っていた。

体の中の渇きと叫びが止まない。どんな自由が許されている?作られた粘膜が全身を覆い尽くしていて、作られた私のようだ。作られた私であって、私ではないだろうか。