熱すと溶ける

ある日、私はねずみだった。目の前に神々しいなにかがいて、「ひとつ欲しいものをあげよう」と私に言った。私が「希望をください」と言うと、「目の前にあるじゃないか」と床を差した。そこにはひとかけらのチーズがあった。私が両手で抱えてそれを食べていると、「どうして少しずつ食べるのかね」と言われたので、「ねずみですから」と答えた。「それに、少しずつ食べないと、すぐになくなってしまうでしょう」そう言った。