製粉機暴発

こどものころ、手の平を使って砂利をはたくとさらさらになってた。集めて器にいれる。雨に濡れないように仕舞う。水を汲んで汚れながら遊ぶ端を猫が歩き、近寄ると逃げる。薄暗くなるまでの楽園がある。それでも、ランドセルと黄色い帽子を装備したわたしは帰り道いつもかなしくなかった。
農夫のおじさんが持ってるそれは粉まみれのまま放置してあるところしかみたことない。なにかの出口は決まって窓の外で、形は変わっちゃうよね。