夕方窓を開けたら、室温計の表示が数度下がっていった。風で膨らむレースカーテンにそっとさわる。
薄暗くなりながら、鳥の声が小さくなっていきやがて聞こえなくなって、何をするでもない、自分を、この場所からずっと、ずっと殺したい。