夢日記:放し飽いて
私たちは図書館でまた会う。私は捨てる前に潰した、空の入れ物を掴んだままで(片手で大きい本を取ってページを捲るのかしら)、断る理由が無い。いつ誰としたかわからない、約束を捨てる場所が無かった。館内の明るさで君は灰色の影に成りすましている。君にも私がそう見えるといい。
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のうのうとしている自分を頭の上から地面に叩きつける体が動かなくなるまで、体を動かなくして考え始める、続け方、自分への見限りを祝福として。
夢日記:ただの関係性、それによる疲弊
家族でさして重要ではない目的地へ向かってあちらが正しいのに皆違う方へ歩いていき、自分は気付いているのに声に出せず、コンクリートの表面も色薄まる明るく暑い晴れた日向を歩いているから、目が覚めた布団の中は温まっていた。こちらにしか辿り着けないのだろう。
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余計な思考はどんどん増えていくのだと、枝分かれして広がって頭蓋を出て髪に染み出しているのでは、句点が打てない、(認識して、切断して、処理して、)