2007-01-01から1年間の記事一覧

文章にするのが面倒な時の旅人 1

夜の電車に乗ってお泊りに ・ ミネラルウォーターチェック (横槍ごめん) 車の中で流してもらった夏曲が気になり出す 友人の個展とポストカード展へ さんにんでめがねめがねめがね! (眼鏡屋であそぶ) 本屋で 「欧州か」 (応酬か) 夜の高速道路たまらん…

なにか食べるか、他になにもなくて眠るかで、回避能力は具わっていない。椅子にもちゃんと座れない。暗闇はあなたの手だ、と思うと暖かかった。あのタイミングで塞いでくれる。その幻が大き過ぎて、今日は誰とも通わない。首に刃物で証をと言われれば宛がっ…

レースのカーテンの向こうの、窓の向こうの、雑草の生えた敷地の向こうのアスファルトの道を、郵便屋さんのバイクが走る姿を見た。朝から景色が濃い。 - 三年身籠る [DVD]出版社/メーカー: 東映ビデオ発売日: 2006/11/18メディア: DVD クリック: 25回この商…

朝かじったパンはカルキのにおいがしたのですぐに捨てられた。 ( 元気を内に出すのか ) ( 元気じゃないのを外に出すのか )

頭を洗っていたら携帯電話が鳴って、久しぶりに友人と車で出掛けることになった。モスバーガーでおやつの時間を過ごして、髪をみつあみに結んでもらう。しばらく走って雑貨屋さんへ、かわいい下着の値段に泣く。リサとガスパールの指人形をもらう。(私がう…

近くに雷が落ちて、サイレンが鳴って、消防車が来て、家の前の道路に車がたくさん止まって、いなくなって、空が赤くなった日。啖呵を切る想像をした日。

満中陰、ご法事の後お食事へ。集合写真を撮るのはやっぱり緊張した。魔王という名の焼酎を飲んだ(名前と違って?飲みやすい?)。素敵なお庭の写真を撮らせてもらった。桜の狂い咲きを初めて見た。「また写真撮りに来てくださいね」って初めて言われた。 - …

スキャナのガラスが滑る午前1時、沈黙を許されている。 どんな夢見も、背中までは届かない。

返礼の買い物に行く母についていく荷物持ち係。行きに具合が悪くなったけど徐々に回復。フラボアやズッカやツモリチサトなどのお店の前を初めて通り過ぎた。焼き増しを注文して、無印で新しいアルバムを買う。お店によるプリントの違いに吃驚。プリント0円…

映画覚書

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (http://www.evangelion.co.jp/) 9月1日〜 クローズド・ノート (http://closed-note.com/) 9月29日〜 サッド ヴァケイション (http://www.sadvacation.jp/) 9月15日〜 ストレンヂア-無皇刃譚- (http://www.stranja.jp/)…

夢日記:迷子の群れ

ふたつの大きな夢をみた。ひとつめは、今まで出会ったひとたちとひとりずつ向き合って、それから船に乗って旅に出るところまで。ふたつめは、宇宙みたいなファンタジーを上から観ていて、久しぶりに、二度寝をしたら続きが始まるやつだった。疲れてずっと眠…

夢日記:最後の晩餐

「やっぱり、核のボタンを押しに行かなきゃ」と弟が言った。グスコーブドリの伝記を思い出した。台所で泳いでいた人食い魚を、父が仕留めて捌いて、弟と食べていた。

昨日はクドウさん(id:TRACK)とお会いしました。まだ直接的な交流(?)がなかったため大変緊張しました…。大宰府やジュンク堂にて森探索みたいだったり、いろんな方がカメラを構える姿を見たり、飲んだり食べたりお話したりぼーっとしたり。楽しかったです…

昔の写真が挟まってる

橋の上から使い捨てカメラで、好きなひとに会いに行く途中か、コンビニに行く途中かは忘れた。自転車に乗ってて、暑かったけど立ち止まったのは覚えてる。 今日はたぶん夕食卓が遠い日で、道のりの途中、トイレで10分くらい考えなきゃいけない。遠くにあるイ…

水が漏れたクーラーの修理にやってきたおじさんは、「排気口をとんとんと叩いたら、いってきまーすって感じで、カエルやコオロギが出て行きましたよー」と言って帰って行ったらしい。それから水は漏れていない。

もうこれ以上遠くへ行けない人のための、

うわのそらの色を冷やして飲んだ。あしもとの海底を凍らせて砕いた。からだのどこからか、分解し始めた。不安が胸を焼いて、荒地ができあがった。さびしさに殺され続けるような垣間見のうた。 ( もうこれ以上どこへも生けない人のための、)

夢日記:まとめ

( 8月13日:くもりぞらのした ) 田んぼにて、こどもたちが、自分の5倍はあろう高さの杭を、地面に打つ授業を受けているのをみた。 ( 8月11日:こいにおぼるるは ) 肩くらいまで液体に浸かった状態で衣を纏い、住職の話を聞いている途中、隣の女が「あ、鯉が……

花一輪を、

( 寝る前のメモより )

おばあちゃんに会うために初めてICUに入った。何の略なのかは知らない。出入りの複雑さとディスプレイに並んだ数字と、おばあちゃんがゆっくり頷くのが焼き付いた。撮りたかった。 台風を越えた鳥の卵は、ひなが生まれて口を出している姿を最後にいなくなっ…

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月明かりが蛙鳴く水面を走る夜の車窓、豪雨に耐える樹木に乗る鳥の巣。虚像をつくりたがる指が、誰かを想う心を求めるみたいにする。 ( ”心配しないでください 信頼してください” と、)

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天気雨、ねずみいろの雲の層、薄虹のきれはし、とおくの雷、田植えの準備、お米をとぐ。おばあちゃんの腫れた指と外されたゆびわの話。気持ちよくねむたいから今日はもう、向こう側へ行こうかな。ひとつとして悲劇のないすべてを、整地している内に雲は燃え…

寝ない朝にお腹を空かせる。ポットのボタンを押すあいだに雨土のにおいがした。ペットボトルのお茶を注ぎながら、ソファーで寝てしまった弟と布団がはぐれていないか確かめた。 蒸し暑くなった午後はカエルの声に田んぼへと視線を誘われた。バヂターブルーで…

祖父の家の立派に育っていた金魚たちが一晩でなくなったこととか、母がお葬式のお花の山の中からいただいてきた真白の胡蝶蘭の色とか、自宅の周りに作られていく父の庭と畑のこととか、うすく、たいせつに。ささやかに。

話すことは常に余談です 放すことは現に攪乱です

築かない、傷が付かない足裏

階段の途中に3センチの光が落ちていたので立ち止まった。空の切り取り方を失敗したみたいだ。罠がある。目の前で落とし穴をつくられたのに気付かない。任されても、委ねるなんてしたくなくて、戦ってる最中に捨ててったけどそれも覚えてる。後悔はしない。

食み出していた足を、とぷんと布団の中に戻した。自分がゆめを見ていないことだけ確認した。遡ったり、向き合ったりして、端折ることはうまくなったかもしれない。袋詰めした水中と魚たちが溢れて、持て余した腕をかじる。泳げるならば、飛び込むよ。

痛感を幸福とする 言葉の伝達を疲労する

時間の遅延をとからだを使っていて、有用を知らない状態で、無重力と表せぬを、想像だけで焦がれ、剥がされたのはこころの方で、精一杯の孤独と引き換えに、手放しで歩く。 ( 疑っている間は許さない )