2008-01-01から1年間の記事一覧

てのひらのブナピー 梅雨明け そうめんと冷やし中華 夏のはじまりはじまり

笑顔と無表情を交互に繰り返す訓練 の 夢

血が足りない感じが久しくて、気持ちよく階段をおおまわりして登った。洗面台の石鹸が溶けかけのバニラアイスみたいになっていた。両腕の赤い斑点が私の身体を一番よく知っていて、少し鈍った嗅覚が夢の中で鋭く働いていたりする。

「何か食べない?」 と、弟に声を掛けられて起きる。食べながら、 「嵐の櫻井君と話してる夢を見てたよ」 「あ、昨日福岡でライブがあってたって」 「おー」 「なんかテレビで街頭インタビューやってた チケット取りにくいとか、すごいとか」 「そうなのかー…

母が提灯を祖父母に見立ててもらうとのことで「行かない?」と言われて付いて行く。雨の中四人が乗る車窓、鳩が二羽みずたまりに浸かっていて驚いた。体がすっぽりと収まりそうなのとか、水槽のグッピーとか、店内を歩き回った。誰かにさわりたくて仕方なく…

違いが見えることが、どうしてこんなに悲しい?(手を取りたいよ)

自動車が通り過ぎる時にできた風も気持ちよかった。本屋に居た女の子たちの視線と口元が恐ろしかった。聞こえなくてよかった。 (どうぞわたしなどほうっておいてください)

初期化されて帰ってきたパソコンはほぼ復帰。(データは飛んだ) 2週間前にきた新しいテレビで、これからいろんなものを見るのが楽しみ。心の温度が落ち着いてきたような感じがする。ねむたくなる。

皮膚科順番待ち小一時間、サンダルにドットの靴下はいて、近くの雑貨屋さんをうろうろ。戻ってきて待合室の座椅子にすわる。緊張してない。が、やはりいつものように先生の勢いに押されて訊き忘れ。病院に行くときは自分の不摂生を指摘されるときだと思って…

前の前の携帯の120ピクセルの写真、5年前のさんにんのそれぞれの姿、記録から記憶を見付けて、レンズをかざしたそこに自分がいたこと、顔を緩ませたりして。引き寄せて、すこしだけさわって、ふっと離す、淡い空の日。

視界の手前、自分が望むもの

ずっと、どこかで手に取った剣を持って立っていて、なにかに斬り付ける機会を待っている。その代わりにどこへも行けない。 学生の時よく描いた、青年の後ろ姿が動こうとする気配を持っていなかった、影を見せて。わざとらしくなくそうだった。なにを、見てい…

暗くなってきた部屋でまだ電気をつけないで、充電スタンドにのっかった携帯の、待受の、時計の、赤い秒針を追いかけてぐるぐる思考する。今日の夕飯はおそうめんだって。

夢日記:青の人

またひとつ前に住んでいた家にいて、目の前に炎が見える。隣にいる男の人が「助けなきゃ」とつぶやいて、赤ん坊を抱いている私を更に抱え上げ、階段を降りて外へ出た。

赤い罪

範囲を拡張しますか? はい いいえ おばあちゃんと同じ部位に湿疹ができたり、弟が去年の私と同じく瞼がかさぶたになってたり、繋がっているようなうれしさとかなしさが、洗面台の鏡に映っている。

パソコンの本体が壊れた。しばらくインターネットができないその間になにをしようかと楽しく思い、がらんどうに寄っ掛かっていた摩擦が減ったのだと、照明光を無くした部屋に真黒の携帯電話が紛れて親指が動く。 いま、なにかがしたいって身体が軽い、ひる。…

こわいとき

薄暗い中目覚めたらかすかにひゅーひゅーと聞いたことの無い音がしていて、電源だけ入ったままのCDラジカセを思い出し、慌ててリモコンで切ったが止まない。開いた携帯の液晶は数日前に設定した真っ青な背景で午前4時38分10数秒を表示、カーテンを払った向こ…

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「あーしたてんきになーあれ」 窓を開けたら女の子の声がした。 (あした何があるんだろ。遠足かな?) 黒いセーターの毛玉を取り、白い窓枠を拭く。灰色の埃が滑っていくのをぞうきんで追いかける。からだのなかにまあるいものができあがる。

「きょうはあつかったねー」 「そうですねー」 「きのうはさむかったけど」 「ですね あたたかくなりましたね」 ディスカウントストアで買い物後、駐輪場側のベンチに座って自動販売機の飲み物を飲むおじさんとの会話。会釈して自転車と歩き出したら 「きを…

砂漠に寝頃ぶ

独りで視る力が出ず、干からびるばかりです。あなたはお現気ですか?一度として、そのてのひらに降れたことがあっただろうかと、わたしは老けて。もうなくなってしまうのでしょうか。こわいのです。あの時の粒に二度目はなく、わたしを渇かすために、何度も…

夢日記:真白の部屋

( ここはわたしのうちじゃないからねむっちゃだめだ )って思ったのに夢だとは思えなかった。白い柱はカーテンと窓の縁が合わさったものだった。イメージがどんどん近づいてくる。想いから遠ざかって。境界がわからなくなって、眠っている間の別のことは、…

弟の最後の演奏と白いパソコンのオブジェとコンビニと海風、で、歩く。

夢日記:だれもいないとびらのむこう

「鬼の門が通れない」 かくかくの道路を家族全員で車に乗って走っていたら、度々迫ってくる、赤と黒がめらめらしてる、5メートルくらいの扉があって、逃げる。グラフィックとは思えなかったので、目が覚めてからしばらく恐ろしくて布団から出られなくて、気…

映画覚書

歩いても 歩いても ( シネ・リーブル博多駅 , ? ) 音符と昆布 ( ? , ? ) ジェリーフィッシュ ( シネ・リーブル博多駅 , 2008年春 ) 潜水服は蝶の夢を見る ( KBCシネマ , 2/23- ) ぜんぶ、フィデルのせい ( シネテリエ天神 , 3/22- ) ハーフェズ ペルシャの詩…

お留守番をしに母方の祖父母の家へ。おじいちゃんと黄砂を落とす洗車・灯油を買いに、と二度同じガソリンスタンドへ行く。お庭を散歩していたら従兄弟が二階から手を振ってくれた。梅の木の上にうぐいすが留まる間眺めていた。